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睡眠障害[すいみんしょうがい]
睡眠(眠り)と覚醒(目覚め)に関するさまざまな病気の総称です。不眠症のほか、過眠症、睡眠時無呼吸症候群[すいみんじむこきゅうしょうこうぐん]、概日[がいじつ]リズム障害(睡眠時間の周期が昼夜のサイクルとずれる)、夢遊病などがあり、むずむず脚症候群は睡眠障害(睡眠関連運動障害)のひとつに分類されています。
睡眠専門医[すいみんせんもんい]
さまざまな睡眠障害を専門的に診断・治療している医師です。睡眠障害外来(不眠外来)を掲げている医療機関では、不眠症のほかにむずむず脚症候群などを専門に治療している施設もあります。
睡眠ポリグラフ検査[すいみんぽりぐらふけんさ]
終夜睡眠ポリグラフ(Polysomnography[PSG])検査とも言い、睡眠中の脳波、眼球や筋肉の動きなどを計測することで、睡眠の量や質を調べます。睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群など、さまざまな睡眠障害の診断に用いられる検査のひとつです。
レストレスレッグス症候群[れすとれすれっぐすしょうこうぐん]
むずむず脚症候群は「レストレスレッグス症候群(Restless Legs Syndrome[RLS])」とも呼ばれます。
特発性レストレスレッグス症候群[とくはつせいれすとれすれっぐすしょうこうぐん]
発症原因の特定できないものを特発性(一次性)と言い、むずむず脚症候群患者さんの多くは特発性レストレスレッグス症候群と言われています。
二次性レストレスレッグス症候群[にじせいれすとれすれっぐすしょうこうぐん]
二次性レストレスレッグス症候群は、慢性腎不全(とくに)透析中、パーキンソン病などの他の病気や妊娠、また向精神薬などの薬剤服用が原因で起こるむずむず脚症候群のことです。
ドパミン
神経の細胞が信号として分泌する、脳内の神経伝達物質のひとつ。ドパミンには、感情や意欲、筋肉などの運動や感覚をコントロールする役割があると言われており、神経においてドパミンがうまく働かないことが、むずむず脚症候群の原因のひとつとも考えられています。
ドパミンアゴニスト
ドパミン受容体作動薬[じゅようたいさどうやく]とも言います。ドパミンアゴニストはドパミン受容体を刺激することで、脳内ドパミンの働きを増強したり、ドパミンの分泌を促進する作用があります。パーキンソン病やむずむず脚症候群の治療薬のひとつとして用いられています。
不眠症[ふみんしょう]
寝つきが悪い(入眠障害)、いったん寝ついても夜中に何度も目が覚める(中途覚醒)、朝起きた時ぐっすり眠った感じがしない(熟眠障害)、予定した時刻より早く目が覚めてしまう(早朝覚醒)などの症状のため、昼間の日常生活に支障をきたす状態が続くことです。また、不眠症は生活習慣病やうつ病などを引き起こすことも知られています。現在、日本成人の5人に1人は何らかの眠りに関する問題を抱えていると言われています。