“むずむず脚症候群”ってこんな病気

病気を知ろう

不眠と深い関係があり、日常生活に支障をきたすことも

不眠の原因の1つです

 むずむず脚症候群の患者さんには、脚の不快な感覚や、脚を動かしたい強い欲求がみられます。そのためになかなか寝つけなかったり、寝てもすぐ目が覚めてしまうため、深い睡眠がとれずに睡眠の質も悪くなります。

不眠は生活の質を低下させます

 不眠はそれ自体が苦痛なだけでなく、日中の眠気や疲労感、集中力の低下などにつながり、日常生活にさまざまな支障をきたします。また、不眠や日中の活動性の低下が続くと精神的にも悪影響が及び、不安になったり抑うつ的になることもまれではありません(Allen RP. et al.: Arch Intern Med. 2005; 165: 1286.)
 さらに、この病気はまだ一般的ではありません。そのために、原因が病気であると理解されていないと、周囲の人から怠けていると誤解されてしまうこともあり、患者さんはさらにつらい思いをしてしまいます。患者さんの生活の質(QOL)を保つ点からも、不眠は考慮すべき大きな問題となります。