“むずむず脚症候群”ってこんな病気

病気を知ろう

4つの特徴的なサインがあります

むずむず脚症候群の症状の特徴

むずむず脚症候群の症状とそのあらわれ方には、次の4つの特徴があります(Allen RP. et al.: Sleep Med. 2003; 4: 101.)

脚の不快な感覚と、脚を動かしたいという強い欲求がある

 脚の不快な感覚は、「ほてる」「虫が這う」「痛い」「かゆい」などさまざまな言葉で表現され、その感覚は脚の表面ではなく、奥のほうに感じます。また、脚を動かしたいという強い欲求にかられます。

じっとしている時に症状があらわれる、または強まる

 むずむず脚症候群の症状は、ゆっくり座っている時や横になっている時にあらわれたり、強まったりします。また、じっとしていても仕事や趣味などに集中している時は、症状があらわれにくいことがわかっています。

脚を動かすことで症状が軽くなる、または消える

 脚をこすり合わせたり、さする、たたく、足踏みをする、ひどい場合は歩き回るといった「脚を動かす」ことで、症状が軽くなったり消失します。

夕方から夜にかけて症状があらわれる、または強まる

 症状は通常、夕方から夜間にかけてあらわれたり、強まります。とくに夜寝る時にあらわれやすいため、不眠の要因にもなります。病気が進行すると、昼間にも症状がみられることがあります。