“むずむず脚症候群”ってこんな病気

病気を知ろう

原因は脚ではなく、実は神経に関連した病気と考えられています

運動や感覚を制御する神経が過剰に興奮?

 むずむず脚症候群がなぜ起こるのかは、まだよくわかっていませんが、遺伝性、鉄の欠乏(または代謝異常)、脳内のドパミン神経機能障害などが関与している可能性があると言われています。実際、むずむず脚症候群は同じ家系の人にみられることが多く、関連する遺伝子の研究も進んでいます。
 また、ドパミンは、運動や感覚を制御する神経の興奮(動き)を抑える働きがあり、ドパミンの不足は、運動や感覚の過剰な興奮(動き)につながります。鉄はこのドパミンを作るのに必要な物質です。その他に、別の病気が原因で発症する場合もあります。